2020年9月の記事一覧

校内研修5

主体的・協働的に学ぶ児童の育成

―「見方・考え方」を視点にした教科指導を通してー

算数ブロック 「拡大図と縮図(6年生)」

 「実際の地図を使うことで、今までの経験と結び付け、おおよその長さを検討できるようにする。」主体的な学びのための視点として、授業が進められました。慣れ親しんでいる学校を題材にして、児童の興味・関心を高める工夫を行いました。また、協働的な学びの視点として、「測定することが困難な場所の長さを求めるときに、実際の長さと縮図の長さに関係があることに気付くことができるようにする。」として、中澤先生が、児童の様子を見ながら進めているよさがみられる授業でした。

 今回の授業検討会で、よりよく展開するために、「縮図の性質」について前時までにおさえることの大切さ。「縮図と地図との関連性」についての理解。「何について気付かせたいか」見通しをもった指導。等について意見が出されました。研修がより深まる提案授業でした。

 

校内研修

校内研修「研究授業4」

主体的・協働的に学ぶ児童の育成

―「見方・考え方」を視点にした教科指導を通してー

その他のブロック   道徳 4年生 「どっちがいいか」

 「主題名:みんなが気持ちよく 内容項目C-11 規則の尊重」

 様々な事象を道徳的諸価値の理解を基に、自己との関わりで多面的・多角的に捉え、自己の生き方について考えることを、道徳の見方・考え方としました。

今回の授業では、前半、資料で本時の考えたいことについて押さえ、資料と身近なルールを交えながら、問題解決的な道徳の授業を行いました。

 「主体的学びのための視点」の導入では、前回の感想を提示したり、振り返りをしたりすることで、問題意識をもたせることが大変スムーズに行う事ができました。展開部の中心発問「ルールや決まりは何のためにあるのか?」の問いに対して、板書の表がわかりやすくまとめてあり、それを見ながら全員の児童が自身の考えを持つことができました。

 「協働的な学びのための視点」では、教師がファシリテーターとして、「なぜ」「どうして」などの補助発問をすることを通して、多様な考えに触れることができました。児童の反応がしっかり予想されていて補助発問が的確でした。

 何箇所か、児童の発言を深く掘り下げられる言葉があったので、より児童の考えを深める事に利用していくことができるのではないか、という意見が出されました。

 一つの価値にこだわるのではなく、価値をミックスさせながら、自己の生き方について考えるよりよい道徳の授業が展開されました。