校内研修

校内研修8

校内研修

主体的・協働的に学ぶ児童の育成

―「見方・考え方」を視点にした教科指導を通してー

国語ブロック「世界にほこる和紙(4年生)」

 単元を通した課題「リーフレットを作成しよう」を児童のゴールとする姿とし、説明文「世界にほこる和紙」を読み解き、興味関心の深まる「リーフレット作り」のための学習における授業を提供してくれました。「自分の考えとそれを支える理由や事例との関係を明確にして、書き表し方を工夫することができる。」という目標をクリアすることで、自分たちの作る「リーフレット作り」をよりよく、わかりやすく作成したい思いをもち、熱心に授業に取り組むことができました。検討会でも多数出されましたが、単元の課題の見通しを持つことで、単元を通し、継続した児童の興味関心を深め、主体的に学ぶ視点となっており、大変有効でな手立てとなっていました。さらに、ノート指導において、板書をしっかり記述し、次時にいかせる学習活動となっていました。

 

校内研修7

校内研修

主体的・協働的に学ぶ児童の育成

―「見方・考え方」を視点にした教科指導を通してー

算数ブロック「三角形と四角形(2年生)」

 本単元は、2年生で初めての図形領域の単元です。今まで、「さんかく」や「しかく」という言葉を使っていた子どもたちが、「三角形」「四角形」の定義を理解し、弁別したり、作図したりすることができるようになるところです。

 「主体的な学びの視点」では、実際に点を結んで、三角形や四角形を書く活動を取り入れました。1年生の時以来の、定規を使った学習で、やや手こずった場面も見られました。しかしながら、根気強く課題に取り組む様子も見られ、集中して課題に取り組む態度は向上しています。さらに、三角形や四角形に分類する活動や理由を説明することを充実させるため、教師側のひと工夫が今回のねらいにぐっと近づくことになるのではないかといった意見も出されました。

 

校内研修6

校内研修

主体的・協働的に学ぶ児童の育成

―「見方・考え方」を視点にした教科指導を通してー

国語ブロック「うみのかくれんぼ(1年生)」

 6月に入学式を行い、4ヶ月たった1年生。文字を読んだり、書いたりすることにもだいぶ向上が見られています。今回の授業では、説明文「うみのかくれんぼ」を読むことにチャレンジしました。海の中で、おもしろい生き物がかくれんぼをしている様子を「何が、どのように……」という文例に当てはめて読み取ります。さらに、ワークシートに書くということにもいっしょうけんめいに取り組むことができました。このことは、指導者の「主体的な学びのための視点」であり、説明文の書き方について、自分の考えをもつことに結びつけていました。1年生にとって、書く活動は、かなり時間がかかります。そこで、ワークシートを全部書くのではなく、穴埋め式にしたり、パズル形式にしたりするなど、検討会で参考になる意見が多数出されました。

 

校内研修5

主体的・協働的に学ぶ児童の育成

―「見方・考え方」を視点にした教科指導を通してー

算数ブロック 「拡大図と縮図(6年生)」

 「実際の地図を使うことで、今までの経験と結び付け、おおよその長さを検討できるようにする。」主体的な学びのための視点として、授業が進められました。慣れ親しんでいる学校を題材にして、児童の興味・関心を高める工夫を行いました。また、協働的な学びの視点として、「測定することが困難な場所の長さを求めるときに、実際の長さと縮図の長さに関係があることに気付くことができるようにする。」として、中澤先生が、児童の様子を見ながら進めているよさがみられる授業でした。

 今回の授業検討会で、よりよく展開するために、「縮図の性質」について前時までにおさえることの大切さ。「縮図と地図との関連性」についての理解。「何について気付かせたいか」見通しをもった指導。等について意見が出されました。研修がより深まる提案授業でした。

 

校内研修

校内研修「研究授業4」

主体的・協働的に学ぶ児童の育成

―「見方・考え方」を視点にした教科指導を通してー

その他のブロック   道徳 4年生 「どっちがいいか」

 「主題名:みんなが気持ちよく 内容項目C-11 規則の尊重」

 様々な事象を道徳的諸価値の理解を基に、自己との関わりで多面的・多角的に捉え、自己の生き方について考えることを、道徳の見方・考え方としました。

今回の授業では、前半、資料で本時の考えたいことについて押さえ、資料と身近なルールを交えながら、問題解決的な道徳の授業を行いました。

 「主体的学びのための視点」の導入では、前回の感想を提示したり、振り返りをしたりすることで、問題意識をもたせることが大変スムーズに行う事ができました。展開部の中心発問「ルールや決まりは何のためにあるのか?」の問いに対して、板書の表がわかりやすくまとめてあり、それを見ながら全員の児童が自身の考えを持つことができました。

 「協働的な学びのための視点」では、教師がファシリテーターとして、「なぜ」「どうして」などの補助発問をすることを通して、多様な考えに触れることができました。児童の反応がしっかり予想されていて補助発問が的確でした。

 何箇所か、児童の発言を深く掘り下げられる言葉があったので、より児童の考えを深める事に利用していくことができるのではないか、という意見が出されました。

 一つの価値にこだわるのではなく、価値をミックスさせながら、自己の生き方について考えるよりよい道徳の授業が展開されました。

 

校内研修 「研究授業3」

主体的・協働的に学ぶ児童の育成

―「見方・考え方」を視点にした教科指導を通してー

その他の教科ブロック(音楽)「打楽器の音楽(4年生)」(音楽づくり)

 今年度3回目の研究授業が7月27日(月)に行われました。「楽器の音色や旋律のよさを見いだしながら、音楽の仕組みを用いて音楽をつくる。」という学習内容でした。空き教室を使いながら、距離を取りながら打楽器の演奏に取り組むできる環境づくりやステレオから音楽が流れると集合して話を聞くなど、随所に音楽への感覚を養う工夫がありました。子供たちは、茂木先生手作りの「マグネット式のクリアシート」を用い、前授業で作成した音楽を基に、同じグループで相談しながら、本時の学習内容の「反復」と「音の重なり」を取り入れ、音楽づくりをしていました。考えを発表し、全体で比較・検討する場面では、自分たちの演奏や他の班の演奏を聴き、「反復」と「音の重なり」について感じたことを共有することができました。学習のまとめ最終段階では、子供たちから「反復」については「一つ一つの音色のよさ」や「繰り返そうとする作り手の気持ちが分かる」、「音の重なり」については「違う音色のよさ」や「響きの幅の広がりがあった」といったそれぞれのよさを感じている発表がありました。今後の音楽づくりに活用できそうです。

 

 

校内研修 「研究授業2」

 

 

主体的・協働的に学ぶ児童の育成

―「見方・考え方」を視点にした教科指導を通してー

国語ブロック「~説明文の読み取り~時計の時間と心の時間(6年生)」

 ねらい「主張とそれを支える事例との関係について読み深め、筆者の意図について話し合うことができる。」とし、授業を行いました。

「主体的学びの視点:前時までの振り返りや気付を確認することで、学習への意欲を高め、解決への見通しを立てることができる。」では、折りたたみができるワークシートを使用し、各事例の特徴を考えることができました。また、色分けをして、読み深めていったり、解決の見通しを立てたりするのに役立つワークシートでした。

「協働的な学びのための視点:筆者の主張を明確にするための表現工夫である事例や図、表の役割を考えさせることで、筆者の工夫について話し合うことができる。」では、先生方が検討会で頭を悩ませるほど難解な説明文を、6年生は、書き込んだワークシートをもとに、筆者の工夫について考えようと真剣に取り組むことができました。さらに、日頃より、叙述に即して、自分の考えをまとめる練習をすると、話し合いが深められることを学ぶ事ができる授業でした。国語ブロックの見方・考え方の中で、「……他者とのコミュニケーションの側面を通して、自分の思いを形成し深める。」という実践に向かって、研修が深まっています。

 

 

校内研修 「研究授業1」

 

校内研修

主体的・協働的に学ぶ児童の育成

―「見方・考え方」を視点にした教科指導を通してー

算数ブロック「わり算(3年生)」

 今年度初めての研究授業が行われました。「12を4つに分ける活動を通して、除法と既習の乗法や分数、減法などと関連付けて考え、単元の課題を見出すことができるようにする。」という学習内容でした。見通しをもち、個別に課題解決する場面では、ノートに図をかいて「どうしたら4つに分けられるのだろう」と真剣に取り組んでいました。考えを発表し、全体で比較・検討する場面では、中野先生手作りの「クリアシート」を活用し、意見を発表したり、その意見について自分の考えと比較・検討したりする様子がみられました。学習のまとめ最終段階では、わり算とかけ算の関連性や分数との関連性を考えつぶやいている児童もいました。これから始まる「わり算」に興味関心をもって取り組んでいけるような授業でした。

 

 

 

授業構想シート.pdf